旅のおはなし 最終章

MANOSGARDEN262009-05-23

LONDONに着いた日に見たお月様。20時くらいまでは明るいです。夏になるともっと遅くまで明るいです。不思議な感覚。毎年こうやって、いろんな事が、大変な事も含めて、旅先で起こるわけなんですけれど、異国で病気になって心細くなっても、レンタカーで一人で道に迷って不安になっても、飛行機に乗り遅れて青ざめても、ワルイ人にものを盗られそうになっても、それでも、やっぱり旅に出掛けたいという気持ちが膨らみます。常に流動している自分を必要とする部分があるんでしょうね。。いつもの環境から出掛けると、また違った考え、ものの見え方をそこで教わります。言葉も違えば一層そんな風にかんじます。NYはもっとそうかもしれませんがLONDONもたくさんの人種の人々が混ざり合っています。それぞれ違いがあって当たり前です。もちろん離れて分かる日本の良さもそこで客観的に感じます。ただ、私には日本ではあまり感じない、それぞれの「違い」を当たり前に過ごしている感覚がとても心地よいのです。人と同じであることに安心する価値感にどうも馴染めていない自分がいて、でも旅をして違う文化の空気の中に身を置く事で、そこで自由に泳がされているような感覚になります。自分が取り戻されるような。。。さて、自分の中の制約をどこまで取り払っていけるか。結構その作業は楽しいものです。